辻本清美さんという人は、おバカな人なんだなと思った事。悪い意味じゃありませんよ。

今日は休みで、雨も降っているので、色々とネットサーフィンをしていました。

 

そこで、永江一石さんの本日の記事(12/11)に記載されている内容に興味を持ち、更に山本一郎氏と辻本清美さんの対談話が出て来るのですが、そちらの対談がもっと面白かったです。

 

世間と同様、わたしも実は辻本清美さんに良い印象を持っていませんでした。

 

ただ、上述の対談を読んだ処、印象は180°覆った次第です。しかし…永江さんも仰っていたのですが、山本一郎さんて凄い人なんですね…

 

いきなり辻本さんに「あなたは在日朝鮮人なんですか?」と対談冒頭でいきなり切り出すのは、ハンパな人ではありませんね。

 

ただ、辻本清美さんは明確に否定しています。経歴を観た限り、彼女は生粋の日本人ですね。まあ、そこに人としての価値は関係ないのですけれども…

 

さて、対談内容でまず印象に受けた事は、辻本清美さんは「マトモ」な方だと思った次第です。

 

政治家として、主義主張はキチンと持ち合わせているし、政策も国益を明確に踏まえた上で打ち出しています。

 

残念な事は、あまりに純粋に国益を追求しすぎた為に、余計な影響力を周囲に与えてしまった事ですね。

 

日本の国益の為に、垣根を越えて中国、韓国共に協力を築く政策を打ち出した事により、皮肉にも彼女は「反日主義者」のレッテルを貼られる事になってしまいます。

 

更に「秘書給与流用事件」で有罪を判決を受け、「前科者」という経歴まで持っています。

 

そういう前歴がある為、現在の日本国内では、思いっきり忌み嫌われる政治家の典型例な方…と世間では捉えられていますし、わたしもそう思っていました。

 

ですが、山本一郎氏との対談を通して、随分とイメージが違う人と思った次第です。これは対談者の山本一郎氏も同感だったようですね。

 

辻本清美さんのエピソードには「ピースボード」というキーワードが必ず出てきます。

 

この件で辻本清美さんは学生なのに、公安からマークされかかるというトンデモない事を仕出かしています。

 

この「ピースボード」というのは簡単に言うと(簡単にしか分からないのですが…)若い連中と船で北朝鮮へ行こう!という運動だったようですね。

 

辻本清美さんの「ピースボード」に対する行動背景は、単に冷戦の最中、敵国といわれる国に実際に行って実情を見てみたい!という若すぎる行動意欲、暴走とも取れる事だったみたいです。

 

ピースボード」のキャッチコピーは「ミラクルツアー・ピョンヤン」…おバカなんですね…この人…。

 

わたしが思う「おバカ」な人って知能は全く関係ありません。むしろ、知能が高いほど「おバカ」具合が高くなります。

 

興味を持った対象に対して、全く周囲が見えなくなるんですよね。その上、行動力だけは妙にあるから、いい意味、悪い意味で手が付けられない…これが「おバカ」な人です。

 

辻本清美さんは、根は「マトモ」な人のようですが、同時にかなりの「おバカ」な人でもあると思います。

 

ですが、正直、好感を持ちました。わたし「おバカ」な人は基本的に嫌いではありません。

 

今までの人生で出会った方で「おバカ」な方で、悪い人はいなかったからです。まあ、わたしの個人的見解ですけど。

 

辻本清美さんが「秘書給与流用事件」で起訴された件、よく実刑を受けなかったと思いました。

 

この手の事件で起訴された元国会議員は、ほぼ実刑を課せられるのですが、彼女は執行猶予で済んでいます。

 

実刑を免れた理由は、政治家としての活動、多数の減刑処置の嘆願書が評価された事が大きいようですね。

 

この様に辻本清美さんは、政治家としても人としても、一部の方には支持されているという事がよく分かります。

 

主義主張も明確に持ち合わせているようですし、それを実践、行動する意志もあります。

 

ただ、その行為があまりにも周囲の影響を考えず、無鉄砲に行うものだから誤解を招く残念な人と思った次第です。

 

最後に上述した山本一郎氏と辻本清美さんの対談を下記にリンクを張りますので、興味を持たれたら、ご覧になってみて下さい。

 


辻元清美女史とリベラルの復権その他で対談をしたんですが、話が噛み合いませんでした(山本 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース