LTL 第三幕・藝術家の庭についての感想(ネタバレはモロありです)
もっと早く、LTL 第三幕・藝術家の庭についての感想を書いておけばよかったです。
プレイした感想は正直、がっかりでした…。
公開告知が発表されてから、毎朝、App Storeをチェックしてたんですよ。確か3/23日にリリースされてと思います。
3連休の最後の日で確か日曜日だった気がします(間違えていたら、スイマセン…)その日の朝は、家から一歩も出る気はなかったですね。
午前中からプレイを開始して、読み終わったのが午後6時位だったでしょうか?流石にLTLはボリュームがあります。
さて、内容についてなんですけど、レミ達が「庭」に行くまで、作品に対する期待値がもの半端でなく高かったです。
藝術家の庭を待ち遠しくしていた方々は多分、自分で勝手にストーリーを都合よくイメージすると思うんですよ。狩野朱希がどのような役柄で登場するのかどうか?
レミ達がLTLの世界に飲み込まれてからの展開がもう…最悪でした…
狩野朱希、いやアキちゃんのあのキャラ設定はないですよ…。今までのLTLシリーズを通して考えると疑問符が付きまくりです。
まあ、ここまでシリーズを通して、キャラを確立した連中が、また事件を起こす可能性は限りなく低いと思うので、アキちゃんのキャラ設定をあのようにするしかなかったんですかね?
LTLで事件が起きなければ物語になりませんしね。長編ノベル系アプリゲームとして製作するのであれば、仕方がなかったのかもしれません。そのおかげで、私が抱いていた狩野朱希という人物像が滅茶苦茶になってしまいました。
そもそも、藝術家の庭という作品の初期設定から問題があったように思えます。
LTLが出現する条件として、現世に強い未練を残した人物が亡くなった場所で、誰かが生死をさまよう状況になると発生するんですよね?
私が考える藝術家の庭の初期設定では、強い未練を残して亡くなった人物=狩野朱希。生死をさまよう状況になる人=杉山教授orタクトのお父さん。
そして、狩野朱希の強い未練=未完成の夏梨の似顔絵。
この初期設定ではダメだったんでしょうか?まあ、錯綜の渦の最後で自殺してしまったという事からマズかったんでしょうけど…事故死にしておけば…
LTL錯綜の渦・episode0のサイドストーリーで確か、アキちゃんは夏梨の似顔絵を破壊しようとしていましたよね。
自分の作品にはストイックなアキちゃんが、未完成の夏梨の絵を何人かに見られて、現世を去るとは思えませんでした。
そして、アキちゃんが何故?夏梨にだけ心を開いていたのか?その辺りをもう少し書いて欲しかったです。
話しは戻るんですが、レミ達がLTLに飲み込まれてから、アキちゃんに支配される展開は酷く胸糞が悪かったです。本当に気分が悪くなりました。
しかも、ルカを復活させて再登場させて、レミ達との邂逅に期待をさせておいて、あの始末…。もう、はっきり言います。LTL 第三幕・藝術家の庭は駄作です!
わざわざ、長時間を掛けてプレイするゲームではありません。嫌な後味だけが残ります。
LTLを愛される方は、錯綜の渦episode0がLTLの完結と思ってもいいと思いますよ。
しかし…わたしは錯綜の渦episode0と飽食の館及び、そのepisode0は素晴らしいノベルゲームと評価しています。
特に錯綜の渦episode0の冴木麗と織沢鋭人の学生時代の縁に関する話は、非常によく出来ていたと思います。
冴木とサキトが袂を別った理由が非常に共感出来ますし、冴木の過去を知って、増々、冴木麗のファンになってしまいました。
LTLは他のsweet ampouleの作品のキャラ達よりも、好感が持てますし、面白いので、事件が無くとも日常生活をテーマにした作品でも十分、魅力的なコンテンツになると思うんですが…
何か悪口ばかりになってしまいましたね…でも、Litaさんが手がけるBGMは相変わらずクオリティが高いですよね。
わたしは飽食の館episode0のエンディング曲が大好きで、それだけを何回も暇な時に聞いています。
Litaさんの声とピアノがすごく好きなんです。もし、ライブなどを開催されているのであれば、絶対に聞きにいきたいです!
なんだか、グダグダになってきましたが、LTL 第三幕・藝術家の家は期待していた分、残念でした。